オペラの話。ソプラノも好きだけど、メゾも好き。
「カルメン」については何度も書いたので、今日は触れない。
「ばらの騎士」のオクタヴィアンってわけの分からないドイツ語延々と早口で歌いこなす大変難しい役で、最初に聴いたときはラップかよって思った。それでも、何度も聴いているうちに、思春期の男の子の情緒不安定な気分を表すこの歌唱が耳に馴染んできてあらためておったまげた。ホーフマンスタールの原詩も素晴らしいが、曲を付けたR.シュトラウスも改めて天才だと思う。もちろん歌いこなすメゾも大変だけど。ガランチャが好きだったな。しかし、もうズボン役は卒業だとか。
「蝶々夫人」のスズキも好きな役。主役の蝶々さんの名場面を引き立てる抑制した演技と歌唱が求められる。このオペラに行くときは、いつも蝶々さんの歌唱にやられるけど、スズキもじっくり楽しませて頂くことにしている。
メゾって、色々な役柄をこなすので、ソプラノとは別の意味でリスペクトしちゃう。当然とは言え、フランス語、ドイツ語、イタリア語を使い分けるので、大変な仕事だ。そろそろオペラも復活だね。自由な時間が少なくなってきたけど、何とか暇を見つけて出掛けることにしよう。
おしまい。